龍王峡の紅葉

虹見橋から望んだ白龍峡上流方向の紅葉

 今月上旬に那須に私的な用事があった際に、思い切って龍王峡、日塩もみじライン、塩原、日光に立ち寄り、紅葉狩りをして参りました。まず、龍王峡です。現地の解説板によれば、龍王峡の地形・地質は次のとおりです。

 龍王峡は第3紀中新世の頃(約2,200万年前)、海底火山の活動で安山岩が流出しました。これが上流部の紫龍峡です。次に流紋岩の活動があり、火山爆発による火山灰が堆積して緑色凝灰岩ができました。これが青龍峡です。そしてその上に流紋岩が流出しました。これが下流部の白龍峡です。そして、その後も地下のマグマの活動があり、種々の岩脈があちこちに貫入しています。中新世末期(約1,400万年前)になると造山運動によって山地となり、以降鬼怒川の侵食作用により現在みられるような侵食谷ができました。

 紅葉はちょうど見頃で、写真は虹見橋から望んだ白龍峡(鬼怒川)上流方向の紅葉です。

  • 悠久と 歳の秋との 調和かな