高校の同窓会

 先週土曜日、6月5日に年に一度開催される高校の同窓会があり出席して参りました。私が卒業したのは、北海道立札幌北高等学校であり、前身は庁立札幌高等学校です。歴史は両校通算で記録されており、昨年創立100周年を迎え、札幌で式典も開催されました。
 先週の同窓会は、両校の卒業生のうち主に道外在住の同窓生がおおよそ600名東京にて集まったもので、北海道の植生にちなんで「東京楡の会」総会と称されております。楡は別名エルムとも呼ばれる、北国によくみられる落葉の大木です。庁立女学校の卒業生の大先輩方々も、私の年齢から計算するとすべて70代以上となりますが、お元気で多数、120名以上お越しになったものと思います。
 600人規模の高校同窓会というのは、多分東京でも最大級のイベントだと思います。最近は全員着席のスタイルをとっているため、大きなシティホテルでの開催が常となっており、今年は新高輪プリンスホテルの飛天の間を使用しました。ちなみに、昨年は品川プリンスホテル、一昨年は東京全日空ホテルでした。来年はホテルパシフィック東京の予定です。
 今年3月には、第54期の北高卒業生が誕生しました。北海道の経済事情を反映しているためか、卒業生の約4割が道外に出てくるようです。そのために600名を超えるような同窓会が東京で開催できるものと考えられます。それともう一つ、大先輩が女性なので、お元気で出席していただけるというのも大きな理由です。
 私が何でこんなにのめり込んでいるかお知りになりたいですか。実は東京楡の会総会は、卒業生のうち48歳になる同窓生が担当することとなっています。彼らは、会場・イベントの企画、同窓生への案内から会報作成、広告募集までを行い、そして当日の総会を取り仕切る訳です。私の同期は、5年前の1999年に担当となり、私も幹事を務めました。
 幹事を引き受けた理由は、仕事で新会社を一社作りましたが、この関係で積極的な社会参加が必要になっていたことが一つ。また、これまで世の中に人にいろいろお世話になって来たのに、余りお返しらしいことをしていないと思ったことがもう一つです。その流れで、東京楡の会の運営委員会というステアリング・コミッティー的な会がありますが、その委員もそれ以来引き受けています。
 実際にいろいろ経験してみて、高校の同窓会・同期会というのは、結構まとまりやすいものだと思います。地域的なまとまり、学校としての同質性、そして何よりも最も多感な青春の3年間を一緒に過ごしたという共通体験があるからでしょうか。さあ皆さん高校の同窓生、同期生に声をかけてみませんか。