京都の桜花

2005年4月京都仁和寺の御室桜


 ちょうど1年前に京都の桜花を見たくなって、新幹線に乗り込みました。一泊二日の予定で、京都駅付近でレンタカーを借りました。1日目は、宿泊地の嵐山に向かい、約2時間の保津川下り(途中で山桜の花を見かけました)を堪能した後、嵯峨野の天龍寺を訪れました。天龍寺では、予定どおりしだれ桜などは終わっていましたが、紫色のミツバツツジが見事な時期になっていました。そして宿に向かい、最近掘り出したという嵐山温泉と豆腐・湯葉京料理を楽しみました。
 2日目は、嵯峨野の大河内山荘まで山登りをしました。ここはとても広いところで、敷地内の桜は終わりかけでしたが、京都市街を俯瞰できるポイントと保津川渓谷を見渡せるポイント、両方がある珍しいところです。その後、いよいよお目当ての仁和寺に向かいましたが、皆目的は同じと見えて道が大渋滞でやっとの思いで到着。またしばらく並んで駐車場に入りました。京都で一番の遅咲き桜として知られる境内の御室桜(写真)は満開でした。五重塔との対比が見事です。以外にも、ここの紅しだれ桜も満開で、楽しませてもらいました。次に徒歩で10分少しの龍安寺に向かいました。ここの駐車場は以外にもすいていて、旅のヒントとしては、この季節は車は龍安寺に駐車して仁和寺までは歩くのが正解と考えられます(私と逆の方法)。何とここではあの有名な石庭の塀のすぐ外にある紅しだれ桜が満開で(プロフィールの写真)、庭の景観の重要な一部となっていて、これまた素晴らしいものでした。こんなところに桜があるとは知らなかったのです。そして桜の季節以外は閉鎖されている山側の「桜の園」へ・・・。また何とここは紅しだれ桜の庭園で百本単位の満開の紅しだれ桜の下を歩くことができるのでした。龍安寺の庭園は京都で一番とも言われているところらしいのですが、いつも開いている訳ではないので本当に貴重な体験でした。また、境内の西源院というところで昼食に湯豆腐を、これまた紅しだれ桜を眺めながら食べました。
 さて、ここまででほぼ当初の目的は達した感じですが、昨年はNHKの大河ドラマ義経を放送していたのです。狭い山道を物ともせず走り上がり、鞍馬寺に向かいました。ここは山(鞍馬山)ですから、また何と染井吉野が満開。ここに至り、京都の花見は大団円に終了しました。この後は余禄ですが、義経が修行したという鞍馬山の木の根道も歩き、車に戻ってからは比叡山ドライブウェイで琵琶湖を眺められるスポットまで頑張って参りました。