諏訪・高遠の旅#3(上諏訪#2 諏訪大社上社本宮)

諏訪大社上社本宮御柱

 信濃国一之宮諏訪大社上社本宮は、建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)を御祭神としています。その由緒は、「我国最古の神社の一つであり、信濃国の国造りをなされたのち、日本国土の守護神としてこの地にお鎮まりになり、信濃国一之宮として皇室部門および一般の信仰が厚く、全国一万有余の諏訪神社の総本社である」とのことです。御神紋は梶の葉であり、諏訪の地を治めた諏訪家の家紋もこれを使用しています。写真は、長さ5 丈5尺(約17m)、直径1.2mの樅の木である御柱です。御柱は、茅葺の御宝殿と共に寅歳と申歳の7年目毎に建て替えられる御神木で、建て替えの時の御柱祭は天下の奇祭として有名であり、次回は平成22年(2010年)に行われます。御宝殿の建替えは、御柱祭の本質が伊勢神宮などでも行われている「式年造営」であることを物語っているそうです。そういえば上社の御柱には、曳行の時に伊勢神宮の屋根飾りでもある千木が取り付けられるようです。

  • 諏訪の神 豊かな自然に 抱かれて