全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#3〜出雲大社

国宝・出雲大社本殿

 第2日目の午後は、足立美術館から出雲大社島根県出雲市)に向かいました。一部開通している山陰自動車道を走りました。一般道に降りてから途中日本三大美人の湯の「湯の川温泉」を通りましたが、時間がなく立ち寄るのは断念しました。出雲大社では、沢山の赤松が斜めに生えている松の参道を経て、国宝・出雲大社本殿に至ります。写真は、本殿を西側から撮影したものです。本殿の解説板によれば次のとおりです。

 出雲大社の御祭神は大國主大神であります。その創建は記録によりますと、大國主大神の功績を称えられました天照大神のご指示により御造営せられたのにはじまります。
 現在の御本殿は延享(えんきょう)元年(1744年)建築になって居り、その後文化6年(1809年)、明治14年1881年)、昭和28年(1953年)と3回屋根の修理が行われました。
 建築様式は「大社造り」と云い、我国上代の住宅建築様式で壮大なる「大社造り」として国宝に指定せられて居ります。
 高さは約80尺(約24m)で6間(約10.9m)四方、屋根の広さは約180坪(約594平方m)、柱は9本あり中心の柱は心御柱(しんのみはしら)又は俗に大国柱とも云って直径は3尺6寸(1.09m)であります。

 写真をご覧になるとお分かりになるように、本殿の屋根は桧皮葺(ひわだぶき)で、棟には千木(ちぎ)と3本の勝男木(かつおぎ、伊勢神宮では「葛緒木」とも書きます)が載せてあります。平成12年(2000年)に境内の発掘調査により「天下無双の大廈(たいか)・国中第一の霊神」と称えられた古代の本殿の御柱が現れたそうです。本殿中央の岩根御柱心御柱)は直径1.4mにも及ぶ杉の巨木3本を束ねたもので、本殿は高さ48mの壮大なものだったと想定されています。