旭山動物園を訪れて

旭山動物園の東門方向全景

 北海道の旭川市にある旭山動物園に行ってみたいという希望が今回叶いました。札幌市で開かれる小学校のクラス会に出席するついでに、北へ向かってレンタカーを走らせました。新千歳空港を出発したのが午前11時過ぎでした。途中から雨が強くなったせいか、あいにく道央自動車道の三笠IC付近で事故が発生し、岩見沢ICと美唄ICの間が通行止めになりました。仕方がないので岩見沢ICで高速を下りて遅い昼食を食べ、美唄ICから再度高速に入り旭川に向かいました。旭川北ICを経由して旭山動物園に着いたのは、予定よりかなり遅れた午後3時過ぎになっていました。
 旭山動物園では最大の無料駐車場がある、旭山側の裏門的な東門に向かい、そこの駐車場に車を止めました。正門や西門の付近にも駐車場が沢山あるのですが、それらはほとんどが民間の有料駐車場で、一日500円の料金が必要です。早速大人580円の入園料を支払って入園したのが午後3時半頃だったと思います。入園した時は雨はやや小降りにはなっていましたが、傘を差して歩き始めました。3連休のためか国内や中国・韓国からのツアーバスも多く到着しており、雨にもかかわらず来園者は結構な数でした。天気が良ければきっと大混雑なのではないかと思いました。
 パンフレットを見ると「反時計(左)回りに進むと順序よく動物達を観察できる」と勧めておりました。これに従い、くもざる・かぴばら館から観ることにしました。しかし、最後に分かったことなのですが、東門から左回りに進むと、もうじゅう館やおらんうーたん館が最終の順番になり、これらの館では動物達の観察ができませんでした。午後4時15分頃に「閉園は午後5時15分ですが一部の動物達は午後4時半頃には屋内に入る」とのアナウンスがあり、これらの館では実際そうなってしまっていたのでした。
 途中西門近くに観覧車がある遊園地があり、動物園全景を観るために観覧車に乗ってみました。写真は観覧車から撮った、旭山側・東門方向の動物園全景です。お薦めポイントの一つぺんぎん館では、人が中を通れる透明な水中トンネルがあり、その中からは飛ぶように泳ぐペンギン達の姿が観察できます。次のおすすめポイントのあざらし館では、やはり透明なマリンウェイ(円柱水槽)があり、そこを下から上へ泳ぐアザラシ達を間近に観察することができます。屋外ではちょうどもぐもぐタイム(餌付け時間)に当たっていました。もう一つのおすすめポイントのほっきょくぐま館では、巨大プールを透明な板を隔てて横から観察できるようになっています。ホッキョクグマが飛び込んだり、上手に泳いだりするダイナミックな姿を観ることができます。東門付近のモミジは早くも紅葉が始まっていました。
 さて、今回初めて旭山動物園を訪れてみて感じたことは、これは何度か足を運ばなければいけないなということでした。一日の入園料が580円に対して、年度末まで有効な動物園パスポートがわずか1,000円です。リピーターのことをよく考えた価格になっております。初回は動物園の全貌を理解することに努め、2回目以降はどの動物についてもぐもぐタイムや行動展示を観察するかを事前に決めて、その館を訪れるということを繰り返すことになりそうです。近くに住んでいれば、誰でも年間数回は行けそうです。

  • 活き活きと 動く動物 目を奪う