六義園の桜(シダレザクラ)

六義園のシダレザクラ

 川畠成道さんのコンサートの後、駒込都立六義園(りくぎえん)に向かいました。名物のシダレザクラ(枝垂桜)が満開ということで、沢山の花見客が殺到しておりました。普通は東側の正門入口しか開いていないのですが、桜と紅葉の時季には駒込駅すぐ近くの染井門が特別に使われるようです。この染井門から入場するために塀に沿って延々とできた300m以上の列に並び、およそ 25分位かけてやっと入場することができました。
 そして正門入口すぐ内側のシダレザクラの下へ急ぎました。ちょうど満開で、滝のように流れ落ちるかの桜花が見事です。夕暮れですので、写真がやや暗いことはご勘弁下さい。この桜のすぐ横に設置されている解説板によれば次のとおりです。

 このシダレザクラは、高さ約13m、幅約17mで、「エドヒガン」という品種が変化したものです。
 戦後に植栽されてから、50年以上が経過しています。
 開花は「ソメイヨシノ」よりもやや早く、3月下旬頃です。
 満開の時期、枝いっぱいに見事な花を咲かせた薄紅色の滝のような姿は圧巻です。

 六義園の由緒は、パンフレットと入場券裏面の説明書きによれば次のとおりです。

 六義園は、1702年(元禄15年)に5代将軍・徳川綱吉の新任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が自ら設計指揮して完成した「回遊式築山泉水(かいゆうしきつきやませんすい)」の大名庭園です。園は吉保の文学的教養により作庭され、園名は古今和歌集の序文に見える六義にちなみ命名され、園内88箇所の名勝と共に元禄時代を代表する和歌趣味豊かな日本庭園です。
 江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入って三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となりました。その後、1938年(昭和13年)に岩崎家より東京市(都)に寄付され、1953年(昭和28年)に国の特別名勝に指定された貴重な文化財です。

  • 六義園 江戸にトリップ 桜の宵

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