東山魁夷展から千鳥ヶ淵の夜桜へ

千鳥ヶ淵の夜桜

 先週末、地下鉄竹橋駅の近く、北の丸公園にある東京国立近代美術館で「生誕100年 東山魁夷展」を観賞しました。その後、千鳥ヶ淵で最後の夜桜を観ることができました。
 東山魁夷展は3月29日(土曜)から5月18日(日曜)まで開催される予定です。東京国立近代美術館のホームページから割引引換券を印刷し持参すると、一般1,300円のところが100円割引になり1,200円になります。入場するための行列ができているかと心配しましたが、夜間のためか割と空いていて、すぐ入場できるとともに中ではゆったりと鑑賞することができました。木・金・土曜日の夜間開館時間(17: 00〜20:00)は混雑していないようです。
 本展覧会には150点を超える作品が展示されており、作品は次のとおり7章と5特集に分類されておりました。

第1章 模索の時代
特集1 ドイツ留学
第2章 東山芸術の確立
特集2 <自然と形象>と《たにま》
第3章 ヨーロッパの風景
特集3 白馬のいる風景
第4章 日本の風景
第5章 町・建物
特集4 窓
第6章 モノクロームと墨
特集5 唐招提寺の障壁画
第7章 おわりなき旅

 特に驚いたのは特別企画展示となっていた、《濤声》(部分)と《揚州薫風》の2つの襖絵でした。いずれも唐招提寺から本物を借用してきたもので、鴨居、敷居そして畳を実際にしつらえて展示してありました。それぞれ襖6双と13双の大作で、新しい畳イグサ(藺草)の香りが新鮮でした。今回もヘッドセット型の音声ガイドを借用し、25点の作品について解説を聴きながら集中的に鑑賞しました。解説の内12点については、東山画伯本人の肉声でのものでした。
 美術館を出た後は、北の丸公園を北に向かって抜け、武道館の横を回り込んで、田安門まで歩きました。千鳥ヶ淵の夜桜を観るつもりはなかったのですが、つい緑道に入り込んでしまいました。写真は、皆さんがよく撮影されているアングルで、ボート乗り場少し手前から撮った、その先のライトアップされた緑道です。

  • 画(え)も淵も 幻想の桜 酔ひしれて

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