三度目の美瑛(新星館・拓真館・十勝岳望岳台・白金温泉)
美瑛では、まだ訪れたことのなかった新星館と拓真館に往くことにしました。四季彩の丘の横を抜け、新星館へ向いました。美瑛軟石に囲まれた木造美術館が忽然と姿を現しました。この美術館は、司馬遼太郎著「街道をゆく」の挿絵画家・須田剋太と縄文象嵌(ぞうがん)の人間国宝(陶作家)・島岡達三の作品を展示しております。東大阪でお好焼店を経営していた大島墉氏が、収集した作品を収蔵・展示するために建設した美術館です。建物は新潟県糸魚川市にあった古民家を移築し、 2001年に開館したものです。さずがに冬期間は閉館しているそうです。大島館長が場所をここに決めた理由は、美瑛の景観の美しさとのことです。3階ロビーからの美瑛の丘の眺望は真に見事なものでした(写真)。
次に、すぐ近くにある、故前田真三氏の写真ギャラリーである拓真館を訪れました。前田さんは美瑛の自然の美しさを全国に紹介した功労者です。
当日は湯元白金温泉ホテルに泊まる予定なので、白金温泉方面に向いました。白金温泉等の山岳地域も美瑛町の一部とは知りませんでした。まずは十勝岳望岳台へ向いました。標高930mの望岳台からは噴煙を上げる十勝岳連峰を間近に望むことができます。白金温泉近くの高原には白金模範牧場があります。十勝岳を望む広大な牧場では、夏期間乳牛の放牧をしているようです。
白金温泉のすぐ脇に、白ひげの滝があります。地下水が崖から湧き出して、勢いよく白金小函に落下しています。石灰質を沢山含む水のため、美瑛川はコバルトブルーの色をしています。ところで、白金温泉は天然温泉かけ流しで、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム‐塩化物・硫酸塩泉という低張性中性高温泉だそうです。
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