旧岩崎邸庭園を訪れて(マザーズ・オブ・鎌倉で食事)

旧岩崎邸庭園と洋館

 重要文化財「旧岩崎邸庭園」を訪れました。ここは開園されたのが割と新しく、2001年(平成13年)10月1日からです。庭園の変遷はパンフレットによれば次のとおりです。

 越後高田藩江戸屋敷から旧舞鶴藩知事・牧野弼成などを経て、岩崎家本邸へと変遷した。往時には、1万5000坪余りの敷地に20棟もの建物が並んでいた。
 第二次世界大戦後、国有財産となり、最高裁判所司法研修所等として利用された。平成6(1994)年に文化庁の所管となり、平成13(2001)年東京都の管理となる。昭和36(1961)年に洋館と撞球室が重要文化財に指定。和館大広間は洋館東脇にある袖塀とともに昭和44(1969)年に、さらに宅地、煉瓦塀を含めた屋敷全体と実測図が平成11年(1999)年に重要文化財に指定された。

 写真は、庭園側から撮影した洋館です。ちょうどサステナブル・アートプロジェクト2008というイベントが開催されていたため、芝生の上には不思議な芸術作品が設置されております。洋館の左後方のビルは東大医学部付属病院のようです。
 洋館は、英国人ジョサイア・コンドル(1852-1920)の設計により、1896年(明治29年)に完成したものだそうです。コンドルは鹿鳴館の設計者でもあるとのことです。洋館内では、ここの壁紙にも使われている金唐革紙についての展示がいろいろなされていました。日本には金唐革紙という産業があったことを初めてしりました。
 庭園訪問の前に、葉山牛ステーキ「マザーズ・オブ・鎌倉」上野店で腹ごしらえをしました。鎌倉店と同様に、ここのランチステーキはリーズナブルなお値段で楽しめます。店からは不忍池付近の紅葉を眺めることができました。

元勲・財閥の邸宅―伊藤博文、山縣有朋、西園寺公望、三井、岩崎、住友…の邸宅・別邸20 (JTBキャンブックス 文学歴史 26)

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