小金井公園の桜2009#1(ソメイヨシノ、コガネイウスベニザクラ、センダイシダレ、ベニシダレ、ハナモモ、ユーカリ)

小金井公園のコガネイウスベニザクラ

 小金井公園ソメイヨシノ染井吉野)を観て参りました。まだ三分咲きから五分咲き程度でした。桜の園江戸東京たてもの園内の午砲の周囲、たてもの園正面広場、そして毎年観察している、ゆりの木広場の北東隣で、ソメイヨシノを観ました。
 今年は季節の進み方がゆっくりしているためか、いつも見逃している2つの桜花に出会うことができました。コガネイウスベニザクラ(小金井薄紅桜)とセンダイシダレ(仙台枝垂)です。まず、コガネイウスベニザクラ(写真)は石神井川方面からの公園北側の入口に続く道の横にあり、小金井公園桜守の会の立て看板によれば次のとおりです。

 昭和63(1988)年に林弥栄博士が発見し、小金井に因んで命名され、「名木日本のさくら55本」に選定された原木。
 花は4月中旬頃咲き、散房花序で3〜5個つき、開き始めは色が濃く紅色、満開時には淡紅色となり、花弁のへりが色濃く、内側は白っぽい。カスミザクラ、チョウジザクラ、シナミザクラが自然交雑したもののようで、真の系統解明は難しい。樹齢6〜70年と推測され、接木で後継樹育成中。

 センダイシダレは、公園東側あるテニスコートや野球場等のスポーツ施設の近くにあります。銘板によれば「花期・4月上〜中旬。枝が弓状に下に曲がり、花は白色、単弁で多数つく。各地で栽培されており、古くからある品種」とのことです。
 つつじ山広場の北側にあり、鈴木街道からの入口にある、美しいベニシダレ(紅枝垂)の並木は、樹によって一分咲きから五分咲きという感じでした。ここのベニシダレは一重と八重が混在しております。ベニシダレの並木から少し南西側に離れたところに、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)があります。五分咲き程度でした。
 ゆりの木広場とユーカリ広場(バーベキュー広場)との境にあるハナモモ(花桃)の林では、カラフルな桃の花がやはり五分咲き程度でしょうか、咲いておりました。ユーカリ広場では、巨大なユーカリソメイヨシノが寄り添うように咲いていました。ユーカリは、銘板によれば「フトモモ科ユーカリ属の総称。高さは45〜55mにもなり、葉をコアラが食用としています。オーストラリア原産」とのことです。最後にゆりの木広場の北側にある、ウワミズザクラ(上溝桜、別名:ハハカ)の様子を観ましたが、花芽の状態でした。

  • 一斉に 桜花が開き 桃の色

[rakuten:ogis:463259:detail]
[rakuten:marukyo-store:820851:detail]