久々の鎌倉・横浜

東慶寺のフユザクラ

 先週末久々に鎌倉と横浜に行って参りました。新宿から鎌倉に往くには、JR湘南ライナーが本当に便利です。
 北鎌倉で下車し、私の好きな鎌倉の寺の一つ、東慶寺を久々に訪れました。東慶寺は、禅・臨済宗の寺ですが、元々は北条時宗夫人の覚山尼が時宗の没した翌年1285年(弘安8年)に建立した尼寺だそうです。覚山尼は縁切寺法を定め勅許を得たといわれ、東慶寺は駈入寺あるいは縁切寺として多くの女性を救ったそうです。1873年(明治6 年)に女性からの離婚請求が法的に認められるまで、約600年間女性の味方だったようです。ちなみに北条時宗はJR横須賀線と街道を挟んで向かいにある円覚寺に眠っているそうです。
 東慶寺は鎌倉でも有数の花寺であり、10月とはいえ花がいろいろ咲いておりました。藤袴秋明菊、野菊、ホトトギス、コスモス、芙蓉、山茶花等が秋の風情を湛えて競っておりました。その中でも特に、小さな可愛い花をちらほらと付けたフユザクラ(写真)が人目を引いておりました。ここには哲学、文学、美術等の分野の有名人のお墓が沢山ありますが、一番目立つのは、東京オリンピックで日本の女子バレーボールチームを金メダルに導いた大松博文監督(後に自民党から参議院議員に当選しました)のお墓です。
 次に、明月院に寄りました。この寺は紫陽花寺として有名ですが、紫陽花の季節ではないので割りと静かに見学できました。本堂の前に枯山水の庭園があり、そして脇の開山堂の周りに大きなやぐら(お墓)がありました。その後、鶴岡八幡宮まで歩きお参りした後、鎌倉から横浜へ向かいました。横浜山下公園十六夜の月を見物しました。