東武ワールドスクエアを観て(鬼怒川温泉で一泊)

東武ワールドスクエアの春日大社

 鬼怒川温泉で一泊するイベントがあり、愛車レクサス IS250で往って参りました。大泉IC⇒外環道⇒川口JCN⇒東北道⇒宇都宮IC⇒日光宇都宮道路⇒大沢ICというルートで、往復約330km、渋滞もなく快適なドライブでした。鬼怒川温泉は雪もなく安心でしたが、さすがに日曜日の朝は車に一刷毛雪が載っておりました。
 温泉を堪能した翌日、そのまま直帰するのももったいないので、東武ワールドスクエアに寄ることにしました。ここは、世界の有名な建築物や遺跡などを1/25の縮尺で再現しております。これはいかにも日本らしい企画ですね。早速音声ガイドを借りて、入園しました。さすがに真冬だけあって、寒さに震えながらの鑑賞でした。観光客は極端に少ないようですから、写真撮影にはもってこいでした。
 園内は、現代日本ゾーン⇒アメリカゾーン⇒エジプトゾーン⇒ヨーロッパゾーン⇒アジアゾーン⇒日本ゾーンと回遊するようになっております。それでは、それぞれのゾーンで特徴のある展示をご紹介します。
 まず現代日本ゾーンでは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによって設計された旧帝国ホテルです。現代と名付けておりますが、この建築物は東京には現存ぜす、愛知県犬山市にある明治村5丁目67番地に帝国ホテル中央玄関だけが保存されております。
 アメリカゾーンではフラット・アイロン・ビルがやはり目立ちました。ニューヨーク市マンハッタンの5番街にあるビルで、20世紀初頭に完成した、当地で最古の摩天楼だそうです。すぐ左側にハーレムが、すぐ後ろにエンパイア・ステート・ビルがあったのはご愛嬌でした。
 エジプトゾーンでは、アスワン南部にあるアブ・シンベル大神殿が目に付きました。今から3000年以上前にラムセス?世が建造したものといわれています。入口の像はいずれもラムセス?世ですが、左から2番目が崩れていて地面に頭と胸部が落ちています。アスワン・ハイ・ダムの建設により水没するため、この遺跡は少し高い場所に移設されたのですが、それが世界遺産創設のきっかけとなったのだそうです。
 ヨーロッパゾーンはさすがに有名建築物が目白押しでした。一番大規模だったのがバチカンサン・ピエトロ大聖堂、一番美しかったのがフランスのシャンポール城、森の中で一番本物らしく撮影できたのがドイツのノイシュバンシュタイン城、一番楽しそうだったのがスペインのグエルパークでした。ここでは、エッフェル塔ノートルダム寺院凱旋門、そして遠くにエンパイア・ステート・ビルワールド・トレード・センター・ビルが共存している写真を撮ることができました。
 アジアゾーンでは、美しい装飾のイランのマスジット・イ・シャー、そして中国の故宮が目を引きました。故宮では、映画「ラストエンペラー」の撮影現場を再現しており、大規模な展示の一つでした。
 最後の日本ゾーンでは、紅梅の盆栽が咲いている春日大社(写真)、海までリアルに再現されている厳島神社、樹齢80年のイチョウ(銀杏)の盆栽が見物の熊本城、そして我が古里札幌の旧北海道庁舎と時計台が印象的でした。
 いかがでしたでしょうか。少しは世界一周旅行をした気分になりましたでしょうか。東武ワールドスクエアを後にする前に、売店で日光名物の湯波(ゆば)のお土産を買いました。特に、日光の乾燥湯波は長持ちするのでお買い得です。ところで、京都では湯葉と書くのに、日光では湯波と書きますが、日光ではゆばを二枚重ねにするところが違うので異なる漢字を当てているようです。

  • 二時間で 世界を巡る 面白さ

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